ちいさいモモちゃん
 |
人気ランキング : 6,798位
定価 : ¥ 1,155
販売元 : 講談社
発売日 : 1982-01 |
1964年に第1巻が発売されてから第6巻で完結するまで、ほぼ30年を要した「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズ。その第1巻となる本書ではモモちゃんが生まれた日から3歳までが描かれる。働きながら懸命に子どもを育てるママの姿には、著者自身の姿が反映されている。 初めてしゃべった日のこと、およめさんのまねをしたこと、みずぼうそうになって注射をうったこと…。日々のエピソードが丹念に積み重ねられ、ひとりの女の子が読者の前にだんだんと浮かび上がってくる。 その何気ないエピソードに独特の味付けがしてあるのが楽しい。モモちゃんが生まれた日「ほんのおいわいのしるし」にカレーを食べてもらおうと、じゃがいもやにんじんが駆けつける場面。ママがミシンで「たったかたあ」と30枚ものパンツを縫う場面。帰りが遅いママのことを怒ったモモちゃんが口をきかずに夜道を歩く場面。身につまされたり、涙ぐんだり、笑ったり…読み手それぞれが一番心をゆさぶられるお気に入りの場面がきっとあるはず。モモちゃんの大事な相棒、黒ネコのプーもこのお話になくてはならない存在。 本書に続く第2巻ではアカネちゃんという妹が生まれ、モモちゃんもお姉さんに。さらに巻がすすむにつれ離婚や死を扱う機会も出てくるが、著者はごまかしたり逃げたりせずに、効果的に比喩を用いながらきちんと語っていく。子どもへの真摯(しんし)な姿勢が感じられる名作。成長にあわせて、読んであげたい。(門倉紫麻)
 |
もうすぐ、三歳 |
ももちゃんシリーズをはじめて、読んでみました。娘が、もうすぐ三歳になるころ買い求め、読んで聞かせたところ、大変興味をもって、何度も読んでほしいとせがみます。内容もすっかり把握したらしく、就寝前の読み聞かせの本は、近頃では、この本にはまっています。同世代のももちゃんのお話なので、親近感がわくのではないでしょうか?親の私も楽しみながら読んでいます。
 |
大人になっても読める |
自分が子供の頃、一番大好きだった本で、保育園で借りるときも大変人気があり競争率の高い本でした。そんな私も母となり、娘に絶対読んであげようと購入しました。とはいえ、娘はまだ〇歳。とりあえず自分で読んでみるとお話や挿絵の写真をびっくりするほど覚えていて、一人ではしゃいでしまいました。そして今度は母として、モモちゃんと自分の娘を重ねて「そのうち、こんなこともするのかな?」とほほえましくなりました。この本は、絵本ではないけれど大人になっても、お話のシーンが想像でき子供心を思い出させてくれる、貴重な一冊だと思います。特にお父さんお母さんになられた方には、一度は読んで欲しい本です。
 |
懐かしかったです。 |
子供の頃、母親に買ってもらった思い出の本。
娘たちにも読ませたくて探していたのですが
どこの本屋さんに行ってもみつからず。
見つかっても、文庫本だったりしたので半ば諦めていました。
やっと再び手にする事ができ、
2?年前に、タイムスリップしました。
本って、いいですね。
オレンジ味のガム、買いに行きたくなりました(謎)
 |
働くママが元気になれます |
ももちゃんのお母さんは働いています。
だからモモちゃんは、昼間は、パンツを5枚とハンカチとちり紙とタオルをカバンに入れて「あかちゃんのうち」に行きます。プーも一緒です。ママが残業で遅くなって、モモちゃんが怒ってしまったり、大好きなお友達のコウちゃんと机のモノレールに乗って動物園に行ったりしながら大きくなります。
子供の頃、私が大好きだったこの本を、今は5歳の娘が夢中になって読んでいます。
母親になった私は、たくましく育っていくモモちゃんの姿に、ホロリとされながら、頑張っているママの姿に元気をもらっています。
 |
日本児童文学の古典 |
やわらかい語り口でありながら、モモちゃんという一人の女の子の経験する日常が見事に描かれている。
そうそう。そういえば、本当に小さな子供にとっては、「なんと言うことのない日常」なんて存在しないんだ。何もかもが冒険だったんだ、とはっとさせられるのは筆者の観察眼の鋭さの故だろう。
離婚を経験し、シングルマザーとして子供を育てた筆者は「こんな特殊な家庭の話を書いて、普通のご家庭のお子さんに受け入れられるのかしら?」という不安を抱いていたと、かつてどこかで読んだ記憶があるけれど、彼女の一連の「モモちゃんシリーズ」に登場する子供達は、決して「特殊な子供」などではなく、愛情あふれる目で注意深く観察された、等身の生き生きとした子供たちなのである。
ユーモアと愛情がたっぷりと注ぎ込まれた一冊。